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雄蕋
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おしべ
ふりがな文庫
“
雄蕋
(
おしべ
)” の例文
萼片の柄の内側に一つの
雄蕋
(
おしべ
)
があるから、つまり雄蕋は一花に三つあるわけだ。そしてその葯は白色で外方に向かって開裂し花粉を吐くのである。
カキツバタ一家言
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
雌花
(
めばな
)
だけでついに
雄蕋
(
おしべ
)
にめぐり合うことなく
滅
(
ほろ
)
びて行く植物の種類の最後の一花、そんなふうにも真佐子が感ぜられるし、何か大きな力に操られながら
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
花弁の内側には
白銀
(
しろがね
)
のように輝く
針毛
(
しんもう
)
が生えしげり、
雌蕋
(
めしべ
)
の太さは一抱えもあって、それを取り
捲
(
ま
)
く黄金の
雄蕋
(
おしべ
)
は海軍士官の肩章のようによじりもつれて茂っている。
物凄き人喰い花の怪
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
雄花には
雄蕋
(
おしべ
)
があり雌花には
雌蕋
(
めしべ
)
があって、この雌花は雄花より形が大きく、かつ花の数が少ない。
アケビ
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
蕋
漢検準1級
部首:⾋
15画
“雄蕋”で始まる語句
雄蕋雌蕋