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隗
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かい
ふりがな文庫
“
隗
(
かい
)” の例文
やがて銅貨三銭をもって
隗
(
かい
)
より始めつ。帽子を脱ぎてその中に入れたるを、
衆人
(
ひとびと
)
の前に差し出して、渠はあまねく
義捐
(
ぎえん
)
を募れり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こういう立場から遠慮なく申せば、現代陶工の所作にあきたらないものがありまして、
先
(
ま
)
ず
隗
(
かい
)
より始めよという訳で研究を進めている訳であります。
近作鉢の会に一言
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
「まず人間の方で先に
反古
(
ほご
)
になる訳だな。乞う
隗
(
かい
)
より始めよか。人間の反古なら催眠術を掛けなくてもたくさんいる。なぜこう隗より始めたがるのかな」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「それでは——請う
隗
(
かい
)
より始めよということがございますから、失礼して私から申上げます」
伸子
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「先ず
隗
(
かい
)
より始めよということがありますから、最初にSさんに御願い致しましょう」
手術
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
隗
漢検1級
部首:⾩
13画
“隗”を含む語句
袁隗
隗然