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陰々寂寞
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いん/\せきばく
ふりがな文庫
“
陰々寂寞
(
いん/\せきばく
)” の例文
其の
中
(
うち
)
上野の
夜
(
よ
)
の八ツの
鐘
(
かね
)
がボーンと
忍
(
しのぶ
)
ヶ
岡
(
おか
)
の池に響き、
向
(
むこう
)
ヶ
岡
(
おか
)
の清水の流れる音がそよ/\と聞え、山に当る秋風の音ばかりで、
陰々寂寞
(
いん/\せきばく
)
世間がしんとすると
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
陰々寂寞
(
いん/\せきばく
)
と世間が一体にしんと致しましたから、此の時は小声で話をいたしても
宜
(
よ
)
く聞えるもので、蚊帳の
中
(
うち
)
で伴藏が、頻りに
誰
(
たれ
)
かとこそ/\話をしているに、女房は気がつき、
行灯
(
あんどう
)
の
下影
(
したかげ
)
から
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
々
3画
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
寞
漢検1級
部首:⼧
13画
“陰々”で始まる語句
陰々
陰々滅々