“阿羅岐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらき50.0%
アラキ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿羅岐あらき蘇古珍スコチン酒、裸形らぎやうの妖女に溺れつくして狂乱、泥迷に昼夜をわかたねば、使ふに由なき黄金は徒らに積り積るのみ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
又青貝の戸棚に並びたるは珍駄婁ちんだるの媚酒、羅王中ロワンチユンの紅艶酒。蘇古珍スコチン阿羅岐アラキ焼酎。ギヤマン作りの香煙具。銀ビイドロの水瓶。水晶の杯なぞ王侯の品も及ばじな。前の和尚の盗みたくはめにやあるらむ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)