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防空頭巾
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ぼうくうずきん
ふりがな文庫
“
防空頭巾
(
ぼうくうずきん
)” の例文
その夜、広島上空を横切る編隊爆音はつぎつぎに市民の耳を脅かしていたが、清二も
防空頭巾
(
ぼうくうずきん
)
に眼ばかり光らせながら、森製作所へやって来た。
壊滅の序曲
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
防空頭巾
(
ぼうくうずきん
)
にモンペをつけ、一合の米の袋に一切れの牛肉、一個のリンゴの土産をもったいぶって差出せたような辛い時代、はげしさをうちに沈めているような千恵子は
妻の座
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
正三は
直
(
じ
)
かに胸を
衝
(
つ
)
かれ、
襟
(
えり
)
を正さねばならぬ気持がするのであった。それから彼が事務室の
闇
(
やみ
)
を手探りながら、ラジオに灯りを入れた頃、厚い
防空頭巾
(
ぼうくうずきん
)
を
被
(
かぶ
)
った清二がそわそわやって来る。
壊滅の序曲
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
“防空頭巾”の意味
《名詞》
第二次世界大戦中に空襲などの際に飛来物などから頭部を守るための綿が入った頭巾。
(出典:Wiktionary)
“防空頭巾”の解説
防空頭巾(ぼうくうずきん)とは、太平洋戦争末期の日本で使われた、空襲の際に落下物から首筋や顔を守る頭巾である。同時に頭髪を押さえ込み、頭髪が燃えるのを防ぐ役割も果たす。
(出典:Wikipedia)
防
常用漢字
小5
部首:⾩
7画
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
巾
常用漢字
中学
部首:⼱
3画
“防空”で始まる語句
防空壕
防空面
防空演習
防空監視哨
防空硬天井