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ぼうくうずきん
ふりがな文庫
“ぼうくうずきん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
防空頭巾
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
防空頭巾
(逆引き)
その夜、広島上空を横切る編隊爆音はつぎつぎに市民の耳を脅かしていたが、清二も
防空頭巾
(
ぼうくうずきん
)
に眼ばかり光らせながら、森製作所へやって来た。
壊滅の序曲
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
防空頭巾
(
ぼうくうずきん
)
にモンペをつけ、一合の米の袋に一切れの牛肉、一個のリンゴの土産をもったいぶって差出せたような辛い時代、はげしさをうちに沈めているような千恵子は
妻の座
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
正三は
直
(
じ
)
かに胸を
衝
(
つ
)
かれ、
襟
(
えり
)
を正さねばならぬ気持がするのであった。それから彼が事務室の
闇
(
やみ
)
を手探りながら、ラジオに灯りを入れた頃、厚い
防空頭巾
(
ぼうくうずきん
)
を
被
(
かぶ
)
った清二がそわそわやって来る。
壊滅の序曲
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
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