関節ふしぶし)” の例文
彼女の関節ふしぶしが楽々しだした。彼女はいつにないのんびりした気分で、結婚後始めて経験する事のできたこの自由をありがたく味わった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
不思議な事に今まで身体の関節ふしぶしが非常に痛かったのが、飛び起きると同時に忘れたように軽くなった。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
少しでも身体を動かそうとすると、関節ふしぶしがみしみしと鳴った。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)