閑父かんぷ)” の例文
私は、極端な閑人ひまじんであった。法律の本なんか見る興味は、全然ない。植木いじりか、子供いじりか、碁いじりである。そこでだらしのない和服で、閑父かんぷ閑児かんじを携えて近所をうろつくのである。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)