“門送”の読み方と例文
読み方割合
かどおく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お絹の葬いはきょうの暮れ方と聞いているので、たとい途中の見送りは出来ないまでも、せめて門送かどおくりだけでもしたいと思って、彼は早々に屋敷を出た。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それでも天気になって徳ちゃんは後生ごしょうがいいなどと云うものもあった。弟の葬式ではあるが、なにかの世話を焼くために徳蔵も一緒に出て行った。お留は門送かどおくりだけで家に残っていた。
半七捕物帳:13 弁天娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)