鎮守府ちんじゆふ)” の例文
旧字:鎭守府
第一の衛門を入つて鎮守府ちんじゆふの内を通つて、大きな赤煉瓦あかれんぐわの倉庫の前や山のやうに積んである貯炭場の横やをぬけたり、ボート納庫のある海岸へ出たり
ある職工の手記 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
かくの如き才を草莱さうらいに埋めて置かないで、下総守になり鎮守府ちんじゆふ将軍になりして其父の後をがせ、朝廷の為に用を為させた方が、才に任じ能を挙ぐる所以ゆゑんの道である、それで或は将門をすゝむる者もあり
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)