“錆竹”の読み方と例文
読み方割合
さびたけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は深川佐賀町の寓居で、房楊枝ふさようじをくわえながら、錆竹さびたけの濡れ縁に萬年青おもとの鉢を眺めて居ると、庭の裏木戸をおとなうけはいがして、袖垣のかげから、ついぞ見馴れぬ小娘が這入って来た。
刺青 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)