銭取ぜにとり)” の例文
旧字:錢取
母親もどうせ今度は養生に来たのだから、銭取ぜにとりをせなくても小言こごとはいわれぬと思ってか別段叱りもしなかった。しかるに清吉は、いつも暮方になると涼みに海の方へと行った。
蝋人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)