鉤爪かぎづめ)” の例文
と、いい表わし難い、鬼とも、夜叉とも、たとえようのない異形を見せて、長い鉤爪かぎづめを伸ばして、つかみかかろうとするのを
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
内地では、労働者が「横平おうへい」になって無理がきかなくなり、市場も大体開拓されつくして、行詰ってくると、資本家は「北海道・樺太へ!」鉤爪かぎづめをのばした。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
最後に私はその中の一匹が、円形の二枚貝(ヒナガイ)に被われているのを発見した。二つの小さな鉤爪かぎづめの役目は、それを背中に支持することなのである(図555)。