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鉄腸
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てっちょう
ふりがな文庫
“
鉄腸
(
てっちょう
)” の例文
末広君の家は旧宇和島藩の士族で、父の名は
重恭
(
しげやす
)
、
鉄腸
(
てっちょう
)
と号し、明治初年の志士であり政客であり同時に文筆をもって世に知られた人である。
工学博士末広恭二君
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
儂思うてここに至れば、
血涙
(
けつるい
)
淋漓
(
りんり
)
、
鉄腸
(
てっちょう
)
寸断
(
すんだん
)
、
石心
(
せきしん
)
分裂
(
ぶんれつ
)
の思い、愛国の情、
転
(
うた
)
た切なるを覚ゆ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
その後ろ姿も見、また秀吉の営をも上に仰ぎながら官兵衛ほどな武士の
鉄腸
(
てっちょう
)
も、掻きむしられる思いがした。叱って追い返した郎党はともあれ、秀吉の
寂寥
(
せきりょう
)
を考えると胸が
傷
(
いた
)
む。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
男子の
鉄腸
(
てっちょう
)
もこれが
為
(
た
)
めに
寸断
(
すんだん
)
せざるを得ず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
腸
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“鉄腸”で始まる語句
鉄腸強胆