釣床つりどこ)” の例文
そこで三郎は、ようやく釣床つりどこの中で、眼をさましたのだった。すこぶるやかまし屋の艇夫長ていふちょう松下梅造まつしたうめぞうの声だと分ったから目をさまさないわけにいかなかった。
大宇宙遠征隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ぬしや誰れねぶの木かげの釣床つりどこあみのめもるる水色のきぬ
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)