釜淵かまぶち)” の例文
「何処さ行ぐのす。」さうだ、釜淵かまぶちまで行くといふのを知らないものもあるんだな。〔釜淵まで、一寸ちょっと三十分ばかり。〕
台川 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
けれどもこれは必要ひつようがない。かえって混雑こんざつするだけだ。とにかくひどくさかになった。こんな工合ぐあい丁度ちょうどよく釜淵かまぶちに下りるんだ。遠くで鳥も鳴いているし。下の方でたにがひどく鳴っている。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
これからまたここへ一遍いっぺん帰って十一時にはむこうの宿やどへつかなければいけないんだ。「何処どごさ行ぐのす。」そうだ、釜淵かまぶちまで行くというのを知らないものもあるんだな。〔釜淵まで、一寸ちょっと三十分ばかり。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
釜淵かまぶちだらおらぁ前になんぼがへりも見だ。それでも今日も来た。」
台川 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
釜淵かまぶちだらおらぁ前になんぼがえりも見だ。それでも今日も来た。」
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
この下のみちがきっと釜淵かまぶちに行くんだ。もうきっと間違ひない。
台川 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)