この摂津せっつ要害ようがい金城鉄壁きんじょうてっぺきをきずかれたのは、たしかに家康いえやすのほうにとってありがたくない目の上のこぶにはちがいない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実に電波にとっては金城鉄壁きんじょうてっぺきだと思われていた電気天井をばまるでかごの目から水がるように、イヤそれよりもX光線が木でも肉でもすかすように
科学が臍を曲げた話 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
「いや、保険は何処でも金城鉄壁きんじょうてっぺきです」
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
と母親はこの点金城鉄壁きんじょうてっぺきだ。
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)