“金剛砥”の読み方と例文
読み方割合
グラインダー100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
工場の轟音のなかで話している彼等は、金剛砥グラインダーが鉄物に火花を散らすような声でしかものが云えない。彼等の腰は機械の据りのようなねばりと適確さを持っている。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
金剛砥グラインダーに金物をあてゝいた斉藤が、その直ぐ横の旋盤についていた職工から、何か紙片を受取って、それをポケットに入れた。それをひょッと見たからだった。神経ががっていた。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)