“金剛山寺”の読み方と例文
読み方割合
こんごうせんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、金剛山寺こんごうせんじでは彼の下山と聞いて、急に、その日の昼餐ひるげを、朝原寺の一房にととのえて、院主いんじゅがお相伴しょうばんに坐り、役僧以下も給仕に付いて
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「法華経一巻、あと、奥書だにすれば写経が終る。それをたずさえて山上の金剛山寺こんごうせんじにおさめ、参籠さんろうをも遂げてまいりたい」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ぜひないゆえ打明けるが、正成殿に密々お会いしたいことがあって、じつは金剛山寺こんごうせんじへまいる途中だ。見のがしてくれ」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)