トップ
>
野方図
>
のほうず
ふりがな文庫
“
野方図
(
のほうず
)” の例文
青ペンキのはげた校舎裏の土俵の
日溜
(
ひだま
)
りでは、ルパシカの紐の長い画学生達が、之は又
野方図
(
のほうず
)
もなく長閑なすもうの遊び。
放浪記(初出)
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
今のように
事毎
(
ことごと
)
に責任者を想像して、何万人の怨みを背負わせる様にはなって居なかったが、あまり道知らずに、
野方図
(
のほうず
)
になって行く世間がくちおしくてならなかった。
花幾年
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
野方図
(
のほうず
)
の限りを尽せば尽せるようなものだが、この世の中にも世の外にも、必ず無制限力を制する制限力が、眼に見えたり見えなかったりするところに存するもので、ひとりピグミー風情にだけ
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
わあわっわ……と叫んで、教師の首といわず肩といわず、およそぶら下り触れうるところに噛りつくのであった。
涎
(
よだれ
)
と鼻くそと手垢をこすりつけ、なぜかそうして満足し
野方図
(
のほうず
)
にはしゃぎまわった。
白い壁
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
図
常用漢字
小2
部首:⼞
7画
“野方”で始まる語句
野方
野方場