重之しげゆき)” の例文
戸田半平重之しげゆきと云う士、此戦い夜明に及ぶかと考え、銀の晒首さらしくびの指物して乗り込んだのが、折柄のおそい月の光と、塁の焼ける火の光とで目覚しく見えた為に一番槍とされた。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)