里神楽サトカグラ)” の例文
此が田楽以来あつた役目で、今も「里神楽サトカグラ」の面にあるもどき——ひよつとこの事で、もどくは、まぜかへし邪魔をし、逆に出るを言ふ——に扮する人の滑稽所作を生んだ。
里神楽サトカグラ、夏のハラへに関聯した舞踊を夏神楽、伊勢国の片田舎で発達したのが、神宮直属のものゝ様に僣称して、病気災厄の祓へをして廻つたのが、伊勢神楽と言ふやうに、神楽と言ふ称へが
神楽記 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)