酷命こくめい)” の例文
信長は、自嘲じちょうをもって、自身のつぶやきを結んだ。しかし一たん噛みしめていた唇をひらくと、かたわらにいた佐久間右衛門にたいして、こういう酷命こくめいひややかに下した。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(死罪——)という酷命こくめいであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)