鄭玄ていげん)” の例文
「ですから、そこを鄭玄ていげんにとりなしてもらうのです。ともかく、世外せがいの高士に、世俗の働きをさせるところが、この策の妙たるところなんです」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さればです。もしあなたが、今の憂いを払わんと思し召すなら、いちどその高士こうし鄭玄ていげんをお訪ねなされては如何かと?」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ついては、べつにこの一通は、日ごろ主人玄徳を、子のごとく愛され、また、無二の信頼をおかけ下されている高士こうし鄭玄ていげんより特に託されて参ったご書面にございまする。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)