那處いづく)” の例文
新字:那処
如何にして終るぞや、那處いづくより起り那處にか滅するぞや、抑〻又何の力の之をして然らしめて太陽系を生じ、乃至他の星辰を生じ、乃至彗孛すゐはいや銀河や星雲を生ぜるぞや
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
力不滅論は圈内の論としては實に妙であるが、盆地の小魚拳石を廻つて、水の長さ終に究まる無きを信じて居るのである。太陽漸く冷えて其の熱那處いづくかに存せる。試みになんぢが一句を道ひ來れ。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
彼の隕石や天降鐡は那處いづくから來つたのである歟。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)