遠皇祖トホツスメロギ)” の例文
其山人の大概は、隘勇線を要せぬ熟蕃たちであつた。寧、愛敬ある異風の民と見た。国栖・隼人の大嘗会に与り申すのも、遠皇祖トホツスメロギの種族展覧の興を催させ奉る為ではなかつた。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)