“遅遅(ちち)” の例文
旧字:遲遲
帳場(ちょうば)の上にかかった八角時計の針の遅遅(ちち)として動いて往くのに注意したり、入口の青い帷(かあてん)を開けて入って来る客に注意したりした。時計の長針は十時の処を指していた。
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)