“速足”の読み方と例文
読み方割合
はやあし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま登つてきた坂道をすたすたと黒い黒い塊の中へ速足はやあしで下りはぢめたが、自然の加速度で猛烈な速力となり麓までは夢のうちに降りたまま
黒谷村 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
それからは、やけに速足はやあしになって、監獄通りの舗道ほどうを、百ヤードほども、息せききって歩いていったが、そこで、なんと思ったか、急に足をめ、くるりと後をふりかえった。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)