通辭つうじ)” の例文
新字:通辞
「あの男は私も存じて居ります。遊び人風には見えますが、堺で紅毛人の通辭つうじ(通辯)をしてゐた男で、——油斷がなりません。あんな男が土地へ入り込んぢや」
妙なところで、二人の顏を見掛けましたが、多分右太吉が通辭つうじをして居る頃小耳に挾んだ、歡喜天の額の夜光石に引かれ、その後をつけて、江戸まで來たに違ひありません