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退隠
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たいいん
ふりがな文庫
“
退隠
(
たいいん
)” の例文
旧字:
退隱
「麦の芽は、領民の芽、わしが在職中は、また
退隠
(
たいいん
)
の後も、ここの領土は、領主に芽ばかり踏まれている。——
不愍
(
ふびん
)
と思う。……その心も手伝うていたな」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
某
(
それがし
)
は当時
退隠
(
たいいん
)
相願い、
隈本
(
くまもと
)
を引払い、当地へ
罷越
(
まかりこし
)
候えども、六丸殿の
御事
(
おんこと
)
心に
懸
(
か
)
かり、せめては御
元服
(
げんぷく
)
遊ばされ候まで、よそながら御安泰を
祈念
(
きねん
)
致したく、
不識不知
(
しらずしらず
)
あまたの幾月を
相過
(
あいすご
)
し候。
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
“退隠”で始まる語句
退隠後