“追貝村”の読み方と例文
読み方割合
おっかいむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
面皰にきびの出るほど欲くって堪らないから、うか/\と思わず知らず追貝村おっかいむらまでの百姓の跡をけて来ました。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
実は此処こゝにいる多助を己が跡目相続に貰った訳というものは、十三年あと八月二日、千鳥まで田地を買いにく時、追貝村おっかいむらでな、今のかゝあのおかめのせんの亭主、岸田屋宇之助という旅商人たびあきんど
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此処は追貝村おっかいむらの入口で、西の方は穂高山ほたかやま、東は荒山あらやま、北の方は火打山ひうちやまで、南の方は赤城山あかぎやま、山又山の数坂峠かずさかとうげ、大樹は生茂って居りまして、大泉たいせん小泉こせんという掘割の岩間に浮島の観音というのがあって
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)