軍鷄しやも)” の例文
新字:軍鶏
「五羽の軍鷄しやもだつて、人に知らせずにそつと始末するのはむづかしいでせう」
この軍鷄しやもきほへる見れば頸毛くびげさへ逆羽さかばはららげり風に立つ軍鷄しやも
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
軍鷄しやもの如くに叫べるを聽く。
氷島 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
軍鷄しやもたちしづかよと見れ蹈むただち蹴爪くひ入る霜ばしらの土
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
「そんな軍鷄しやもは安くねえ」
冬のつちに昂然として立つ軍鷄しやも鷄冠とさか火のごとし流るる頸羽根
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
軍鷄しやものにくきは定九郎か
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
軍鷄しやもれども。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)