“軍衣袴”の読み方と例文
読み方割合
ぐんいこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軍衣袴ぐんいこを洋服といい、少尉は中尉を旦那、中尉は少尉を何々君と呼ぶといった砕けかたで、陸軍の将校の感覚はまったくなかった。
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
顔見知りの一等卒が、たこをゆでたように、真赤になって、似指ちんぼこを振りだしのまゝとび出してきた。猫をつまむように、軍衣袴ぐんいこと、襦袢袴下こしたをつまんでいた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)