“軍司”の読み方と例文
読み方割合
ぐんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午後の二時に哈爾賓ハルピンへ着いた。ブラツト・フオオムに立つて居た日本人は私の為に出て居てくれた軍司ぐんじ氏であつた。電報が来たと云つて斎藤氏が持つて来た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
西伯利亜シベリアの景色お気に入りしと思ふ」と云ふ大連たいれん平野万里ひらのまりさんから寄越よこしたものであつた。伊藤公の狙撃されたと云ふ場処ばしよに立つて、その眼前がんぜんに見た話を軍司ぐんじ氏の語るのを聞いた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)