身様みさま)” の例文
旧字:身樣
身様みさま、みやこに上られてから四百何十日のあいだにお文おかきあそばすひと時もなかったとは、よもやお身様も仰せられぬでございましょうに
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
「しかしよくお尋ねなされました。お心のほどは誰人たれびとも銘じて忘れることはござりますまい。難波のことは難波のこと、お身様みさまは永くお仕合わせあるように。」
荻吹く歌 (新字新仮名) / 室生犀星(著)