トップ
>
蹙
>
せ
ふりがな文庫
“
蹙
(
せ
)” の例文
彼等の抱く如き思想は、もはや眼前の一大惨禍を
喫着
(
きっちゃく
)
して、実は甚だ行詰っているのである。
隧道
(
トンネル
)
の前には山勢
蹙
(
せ
)
まりて
窮谷
(
きゅうこく
)
をなし、前に進むべき一条の路だに存せぬ。
列強環視の中心に在る日本
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
乗鞍と誤認したるほどなりき、乗鞍に至りては、久しく離別の後に、会合したる山なり、今日大野川に見て、今ここに仰ぐ、帽を振りて久闊を叫びしが、峰飛びて谿
蹙
(
せ
)
まる今も
それからそれ:書斎山岳文断片
(新字新仮名)
/
宇野浩二
(著)
前面には
阜
(
おか
)
のような山が二つ、小隆起をしている、赤沢岳頂上の三角点も、大空を指さしている、谷は次第に高くなる、高くなると共に
蹙
(
せ
)
まって来て、雪の
蜿
(
う
)
ねり方も、波のように烈しいが
槍ヶ岳第三回登山
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
蹙
漢検1級
部首:⾜
18画
“蹙”を含む語句
顰蹙
窘蹙
一顰一蹙
打蹙
窮蹙
蹙縮然
蹙足爺
蹙面