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踢
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け
ふりがな文庫
“
踢
(
け
)” の例文
その時第三の馬また脱け出で首尾を揚げ衝き当り廻る、それから衆馬狂奔して
踢
(
け
)
り合い
齧
(
か
)
み合い打つ叫ぶ大乱戦となったと記す。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
その声とともに貫一は
脚
(
あし
)
を挙げて宮の弱腰をはたと
踢
(
け
)
たり。地響して
横様
(
よこさま
)
に
転
(
まろ
)
びしが、なかなか声をも立てず苦痛を忍びて、彼はそのまま砂の上に泣伏したり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
プリニウスいわく、騾が人を
踢
(
け
)
るを止めんとならばしばしば酒を飲ませよと。誠に妙法で、騾よりも
吾輩
(
われら
)
にもっともよく利く。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
十三世紀の末イタリアで出た『
百昔話
(
ツェント・ノヴェレ・アンチケ
)
』九一に騾が狼に自分の名は後足の蹄に書かれいるというと、狼それを読まんとする際その額を強く
踢
(
け
)
ってこれを殺し
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
踢
部首:⾜
15画
“踢”を含む語句
跌踢
踢仆
踢払
踢揚茶店
踢殺羊
踢落
踢返
踢雪烏騅
雪踢