トップ
>
踠
>
も
ふりがな文庫
“
踠
(
も
)” の例文
だんだんそういう fatal なものに一種の
詮
(
あきら
)
めにちかい気もちも持ち出しているにはいるが。しかし、まだまだ
踠
(
も
)
がけるだけ踠がいてみるよ。
雪の上の足跡
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
庭の隅の鷹小屋から、時折、苦しげな太い
呻
(
うめ
)
きがながれてくる。それは、お市と兵庫の、六年間の苦しみを、一時に
踠
(
も
)
がき苦んでいるような呻きだった。
夕顔の門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
実は自分はこの辺に田を少しばかり持って百姓をしている者だが、夕方、
野婦之池
(
のぶのいけ
)
から
鮒
(
ふな
)
を網に打って帰って来ると、池尻の川に一頭の牝牛が足を突っこんで
踠
(
も
)
がいている。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
踠
部首:⾜
15画
“踠”を含む語句
悪踠
悶踠
惡踠
振踠
足踠
踠打
踠掻
踠死