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跼
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くぐま
ふりがな文庫
“
跼
(
くぐま
)” の例文
背を刺すような
日表
(
ひなた
)
は、蔭となるとさすが秋の冷たさが
跼
(
くぐま
)
っていた。喬はそこに腰を下した。
ある心の風景
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
五十をこしてから
空咳
(
からせき
)
がすると云つて寒い時節になると
炬燵
(
こたつ
)
の中に
跼
(
くぐま
)
つて居た。力のないそれで居て胴中から出る様な咳の音を聞くと、側に居るのが危険であると思はれるのである。
公判
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
体縮み
脊髄
(
せぼね
)
の
跼
(
くぐま
)
った老婆が堂の前で細長い
蝋燭
(
ろうそく
)
を売っている。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
跼
漢検1級
部首:⾜
14画
“跼”を含む語句
跼蹐
前跼
蹲跼
心跼
踞跼