路側みちわき)” の例文
仲店なかみせはまだ縁台を上げたままの家も多かった。お庄は暗いような心持で、石畳のうえを歩いて行ったが、通りの方へ出ると間もなく、柳の蔭の路側みちわき腕車くるまを決めて乗った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)