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走馬燈
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まわりどうろう
ふりがな文庫
“
走馬燈
(
まわりどうろう
)” の例文
新字:
走馬灯
むずかしそうな在所の
両親
(
ふたおや
)
の顔や、十両の小判や、黄八丈の小袖や、それが
走馬燈
(
まわりどうろう
)
のように
彼女
(
かれ
)
の頭の中をくるくると
廻
(
めぐ
)
った。
黄八丈の小袖
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
政吉 俺の気持は
走馬燈
(
まわりどうろう
)
みてえに、善だか悪だか訳がわからず、ぐるりぐるり変ってばかりいやあがる。なあ徳さん、お前のことより俺のことだ。
中山七里 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
いろんな店の品物や、電車や、自動車や人ゴミが
走馬燈
(
まわりどうろう
)
のように
後
(
うしろ
)
へ後へと
辷
(
すべ
)
った……。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
おととい此の二階で発見した人間の首、動物の頭、きのう日蔭町で見た泥鮫の皮、それが一つに繋がって彼の頭の中を
走馬燈
(
まわりどうろう
)
のようにくるくると駈け廻っていた。
半七捕物帳:04 湯屋の二階
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“走馬燈(
走馬灯
)”の解説
走馬灯、走馬燈(そうまとう)とは内外二重の枠を持ち、影絵が回転しながら写るように細工された灯籠の一種。回り灯籠とも。中国発祥で日本では江戸中期に夏の夜の娯楽として登場した。俳諧では夏の季語。
(出典:Wikipedia)
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
燈
部首:⽕
16画
“走馬燈”で始まる語句
走馬燈籠