赤狼斑せきろうはん)” の例文
癩、天疱瘡てんほうそう赤狼斑せきろうはんなど天刑病者の聚落は、山間僻陬のところどころに散在したが、ほとんどすべてが人外境を形成し、他郷から入りこんだ者はかならず命を奪うことになっている。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)