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赤兎
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せきと
ふりがな文庫
“
赤兎
(
せきと
)” の例文
関羽の愛馬は世にも名高い駿足
赤兎
(
せきと
)
である。孫権は、馬忠にそれを与え、また潘璋にはこれも関羽の
遺物
(
かたみ
)
となった青龍の
偃月刀
(
えんげつとう
)
を与えた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、きょうは自分が、龐徳を誘うから、父の戦いぶりを見物しておれと告げて、愛馬
赤兎
(
せきと
)
を、悠々両軍のあいだへ進めた。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
董卓は大きくうなずいて、李粛の献策を容れることにし、秘蔵の名馬
赤兎
(
せきと
)
と、一
嚢
(
ふくろ
)
の金銀珠玉とを彼に託した。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ハハハハ、赤馬はよかったな。まさに
後漢
(
ごかん
)
の
呂布
(
りょふ
)
の愛馬
赤兎
(
せきと
)
を思わす風がある。甥御さんと伺ったが」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「むかし
後漢
(
ごかん
)
の
呂布
(
りょふ
)
が愛していたという
赤兎
(
せきと
)
にも勝りましょうな。書写山とは、馬の名もよし、安土のお厩を出たものなら
鞍縁起
(
くらえんぎ
)
も上々吉。きっとよい出世いたしましょう」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「あります。私に、将軍の愛馬
赤兎
(
せきと
)
と一
嚢
(
ふくろ
)
の金銀珠玉をお託しください」
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“赤兎(
赤兎馬
)”の解説
赤兎馬(せきとば、せきとめ、zh: zhu=ㄔˋㄊㄨˋㄇㄚˇ)は、『三国志』および『三国志演義』に登場する馬。演義では西方との交易で得た汗血馬といわれている。「赤い毛色を持ち、兎のように素早い馬」の意とも。
(出典:Wikipedia)
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
兎
漢検準1級
部首:⼉
7画
“赤兎”で始まる語句
赤兎馬
赤兎目