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贓品
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ざうひん
ふりがな文庫
“
贓品
(
ざうひん
)” の例文
その中に、やつと、私と同じ候補生の牧田と云ふ男が、
贓品
(
ざうひん
)
を見つけました。時計も金も一つになつて、奈良島と云ふ信号兵の帽子の箱の中に、あつたのです。
猿
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
人通りが少し
疎
(
まばら
)
になると、女はバタバタと店を仕舞つて、
件
(
くだん
)
の
贓品
(
ざうひん
)
やらガラクタやらを竹籠の中に投り込み、大風呂敷に包んで背負つた上、
茣蓙
(
ござ
)
を丸めて小脇に
銭形平次捕物控:004 呪ひの銀簪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
マコウレエの
談話
(
はなし
)
によると、英吉利のある鍛冶屋は、泥棒に頼まれて
金物
(
かなもの
)
の
贓品
(
ざうひん
)
を火に溶かす折には、手で触つては汚れるからといつて、
態
(
わざ
)
と長火箸を使つたといふ事だ。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
贓
漢検1級
部首:⾙
21画
品
常用漢字
小3
部首:⼝
9画
“贓品”で始まる語句
贓品買