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豕
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ゐ
ふりがな文庫
“
豕
(
ゐ
)” の例文
左に
雛妓
(
すうぎ
)
を従へ、
猥褻
(
わいせつ
)
聞くに堪へざるの俚歌を高吟しつつ、
傲然
(
がうぜん
)
として
涼棚
(
りやうはう
)
の上に
酣酔
(
かんすゐ
)
したる、かの肥大
豕
(
ゐ
)
の如き満村恭平をも記憶す可し。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
斯くして予はかの肥大
豕
(
ゐ
)
に似たる満村恭平の如く、車窓の外に往来する燈火の光を見、
車蓋
(
しやがい
)
の上に
蕭々
(
せうせう
)
たる夜雨の音を聞きつつ、新富座を去る事
甚
(
はなはだ
)
遠からずして、
必
(
かならず
)
予が最期の息を呼吸す可し。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
豕
漢検1級
部首:⾗
7画
“豕”を含む語句
遼豕
妖豕
封豕
封豕長蛇
牝豕
犬豕
田豕
豕々
豕児
豕甘
豕脂
豕蛇
豕韋