豊熟みのり)” の例文
学資を十分に取って、吉原で派手をした、またそれがための没落ですが、従って家郷奥能登の田野の豊熟みのり、海山の幸を話すにも、その「入船帳」だけは見せなかった。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)