“豊海橋（とよみばし）” の例文

豊海橋（とよみばし）を距（へだ）てて御船手屋敷と相対した、大きな廻船問屋で、主人の又左衛門（またざえもん）は四十二三の年配、銭形平次が行くと、大喜びで迎えてくれます。

銭形平次捕物控：041 三千両異変 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)

名取屋へ着いた時は、豊海橋（とよみばし）から三ノ橋まで、野次馬で一パイ、土地の下つ引が二三人、必死となつてその好奇心でハチ切れさうになつた野次馬を追つ拂つて居ります。

銭形平次捕物控：262 綾の鼓 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)

平次はそこからすぐ豊海橋（とよみばし）の船番所に飛び、船手役人の助力で大川筋一パイに調べました。

銭形平次捕物控：139 父の遺書 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)

平次は其處からすぐ豊海橋（とよみばし）の船番所に飛び、舟手役人の助力で大川筋一パイに調べました。

銭形平次捕物控：139 父の遺書 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)

“豊海橋”の解説

豊海橋（とよみばし）は、日本橋川にかかる橋で、北岸の東京都中央区日本橋箱崎町と南岸の中央区新川1丁目を結ぶ。日本橋川が隅田川に流入する河口部に位置し、1927年（昭和2年）に震災復興橋として架設された。中央区豊海町は本橋とは3 km以上離れており、直接の関係はない。
(出典:Wikipedia)

豊	常用漢字 小５ 部首:⾖ 13画
海	常用漢字 小２ 部首:⽔ 9画
橋	常用漢字 小３ 部首:⽊ 16画