豊干ぶかん)” の例文
旧字:豐干
「何、死にやしません。ああ見えたつて、ありや普賢文殊ふげんもんじゆです。あの友だちの豊干ぶかん禅師つて大将も、よく虎につちや、銀座通りを歩いてますぜ。」
寒山拾得 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
虎に倚懸よりかかってみんな昼寝しているのだ。豊干ぶかんはもとより先生である。僕は寒山かんざんだか拾得じっとくだか、それは知らないが、一人の欠けていることが物足りない気がした。
西隣塾記 (新字新仮名) / 小山清(著)
豊干ぶかんと申します」
寒山拾得 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
が、彼等を造つた天才は——豊干ぶかんの乗つた虎の足跡も天台山の落葉の中にはとうの昔に消えてゐるであらう。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)