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谿襞
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たにひだ
ふりがな文庫
“
谿襞
(
たにひだ
)” の例文
樫鳥
(
かけす
)
が何度も身近から飛び出して私を
愕
(
おど
)
ろかした。道は小暗い
谿襞
(
たにひだ
)
を廻って、どこまで行っても展望がひらけなかった。このままで日が暮れてしまってはと、私の心は心細さでいっぱいであった。
冬の蠅
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
自動車はやがて
谿襞
(
たにひだ
)
を廻った向こうの道へ姿をあらわした。しかしそれは自動車が走っているというより、ヘッドライトをつけた大きな闇が前へ前へ押し寄せてゆくかのように見えるのであった。
冬の蠅
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
谿
漢検1級
部首:⾕
17画
襞
漢検1級
部首:⾐
19画
“谿”で始まる語句
谿
谿谷
谿間
谿流
谿河
谿川
谿底
谿水
谿々
谿合