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諄々
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くど/\
ふりがな文庫
“
諄々
(
くど/\
)” の例文
と言つてる所へ、家の中から四十五六の汚らしい
裝
(
なり
)
をした、
内儀
(
かみ
)
さんが出て來て、信吾が先刻寄つて呉れた禮を
諄々
(
くど/\
)
と述べて、夫もモウ歸る時分だから是非上れと言ふ。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
奥さんはばつを悪くしてそれから
諄々
(
くど/\
)
とお腹に向ひ人気商売の力士は
誰人
(
だれ
)
にも愛想よくすべきものゝ
由
(
よし
)
を言ひ聞かせました。奥さんは女として低い方ではありませなんだ。
怪物と飯を食ふ話
(新字旧仮名)
/
岡本一平
(著)
不圖渠は、
總有
(
あらゆる
)
生徒の目が、
諄々
(
くど/\
)
と何やら話を續けてゐる校長を見てゐるのでなく、渠自身に注がれてゐるのに氣が附いた。
例
(
いつも
)
の事ながら、何となき滿足が渠の情を唆かした。
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『左樣さ。
私
(
わし
)
はな……』と、松太郎は少し
狼狽
(
うろた
)
へて、
諄々
(
くど/\
)
初對面の挨拶をすると
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
重々しい力の無い聲に出來るだけ抑揚をつけ
諄々
(
くど/\
)
と説いたものだ。
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
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『千早さん、
先刻
(
さつき
)
は急しい時で……』と
諄々
(
くど/\
)
辯疏
(
いひわけ
)
を言つて
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
諄々
(
くど/\
)
と挨拶したのもあつた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
諄
漢検1級
部首:⾔
15画
々
3画
“諄”で始まる語句
諄
諄諄
諄〻
諄和
諄朴
諄言